K gaZe

  

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自分みたいな人間だって20何年も生きてきているのだから、忘れられない思い出のひとつやふたつはある。






夜(それもついさっき)、偶然にもある人と会った。
ホントに偶然だよ。

彼女は会社帰りでスーツ姿。
笑顔は変わらなかったけれど、疲れた顔をしていた。



街灯のない、田んぼの一本道。
「家まで一緒に歩こ」と言われたので、自動販売機で買ったコーヒーを一緒に飲んで、彼女はヒールの音を立てながら、僕は自転車を押しながら歩く。
色々なことを話しながら。



あの時と違うのは、僕が車を運転して彼女が助手席に乗っていないことと、季節が冬だったこと。
僕も彼女も、すこしだけ大人になっていたこと。
お互い不器用なのは、変わらなかった。



ほんの1年前の単なる記憶が、「甘酸っぱい思い出」に変わったような気がした。
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by ape-limited | 2009-05-27 21:51 | Monochrome gaze | Comments(0)